殺戮都市~バベル~

東軍側に移動し、そこから北上。


こちらに配置されていた強いやつは、平山と永田だったよな。


だったら、あの二人は恵梨香さんと名鳥が殺したからいない。


そして、北軍の街をさまよっているルークも、おあつらえ向きに北側へと向かっている。


この機会を逃す手はないと、俺達は90ブロックにあるという学校へと急いだ。


俺と名鳥と恵梨香さん。


それほど早く動く事が出来ない神谷は、自分のペースで来いと言い残して。


「全員で戦うのも、神谷のウエポンブレイクに頼るのも、二人の奇襲が失敗した時だ。神谷が来るのはその時で良い」


走りながら、恵梨香さんが計画を話す。


結局は、俺と名鳥にかかっているんだよな。


でも、何となく奇襲のイメージが出来ていた。


それと言うのも、名鳥が引いたソードオフショットガン。


暗殺と言えば銃……みたいなイメージがあるから、上手く行きそうな気がするんだよな。


まあ、狙撃が出来るような銃じゃないし、そもそもがPBMを破壊しなきゃならないから、ただ殺すだけじゃ意味がないんだけど。


そんな事を考えながら走っていた俺は……何か妙な気配を感じて、辺りを見回した。