「お、おい……あれって……」
「し、死神だ!逃げろ!」
謎の女性の登場で、一気に混乱する会場。
『し、死神!?お、おい!ふざけんじゃねぇぜ!いくら死神でも、この人数を相手にしようってのか!?』
MCがそう言い終わるより早く、死神はトンファーを取り出して、それをクルクルと回転させながら、ヒゲの親父の頭部を弾き飛ばしたのだ。
親父の頭部がステージに落ちるより早く、次はMCに詰め寄り、アッパーカットのようにトンファーを振り抜き、MCの頭部をおかしな方向に曲げた。
その間、僅か1秒。
ゴトンと、ヒゲの親父の頭部がステージ上に転がり、その音がマイクを通して流れると、この場に集まっていたほとんどの人間が、我先にと逃げ出したのだ。
人混みから抜け出していて良かった。
逃げる人達に巻き込まれていたら、身動きが取れないところだった。
逃げ出す人々がいる中で、死神を仕留めようと武器を抜く人もいる。
俺は南軍で、戦うとするなら、死神と戦うべきなんだろうけど……。
どういうつもりでこんな事をしたのかはわからないけど、俺には死神が女子高生を助けようと乱入したように見えて、単純に「敵」と見る事は出来なかった。
「し、死神だ!逃げろ!」
謎の女性の登場で、一気に混乱する会場。
『し、死神!?お、おい!ふざけんじゃねぇぜ!いくら死神でも、この人数を相手にしようってのか!?』
MCがそう言い終わるより早く、死神はトンファーを取り出して、それをクルクルと回転させながら、ヒゲの親父の頭部を弾き飛ばしたのだ。
親父の頭部がステージに落ちるより早く、次はMCに詰め寄り、アッパーカットのようにトンファーを振り抜き、MCの頭部をおかしな方向に曲げた。
その間、僅か1秒。
ゴトンと、ヒゲの親父の頭部がステージ上に転がり、その音がマイクを通して流れると、この場に集まっていたほとんどの人間が、我先にと逃げ出したのだ。
人混みから抜け出していて良かった。
逃げる人達に巻き込まれていたら、身動きが取れないところだった。
逃げ出す人々がいる中で、死神を仕留めようと武器を抜く人もいる。
俺は南軍で、戦うとするなら、死神と戦うべきなんだろうけど……。
どういうつもりでこんな事をしたのかはわからないけど、俺には死神が女子高生を助けようと乱入したように見えて、単純に「敵」と見る事は出来なかった。



