ざわつく体育館。
女バスと、男バスは隣同士のコートだった。

体育館に、はいると独特な汗の臭いがした。

「ナイシュー!!」

掛け声に振り返ると
背の高い、制服のままでシュートしている
男の子が目に入った。

続けてシュートして、
また入った。


キュッて心臓がなった
目が離せなくて
ずっと見てた。

あたしの視線に気がついて、
あたしを見てからまた
ゴールに向かってシュート。

またはいった。

あたしに向かって
いえーいって指を立てる。

笑顔がすごく、キラキラしてた
髪も金に近くって、
すごく似合ってた。

あたしは自然に笑顔になって、
拍手していた。


それが出会い

ワクワクして、希望しか見えなかった
あたしたちの出会い。