皆様こんにちは、森沢結羽です。

初めての方がいましたら、初めまして。

今回、いろんな意味を込めて、このお話に取り組ませていただきました。

書き始めた当初から、お話を追っかけて下さった皆様、ホントにありがとうございました。

『学習障害』という重い言葉を使い、若い読者の方には敬遠されるかな…と思ってますが、一目読んでいただきたい。

乃々果のように「生きづらさ」を抱えた人達が、自分のクラスや周りにいると思うから。

その人達は、必死に頑張ってる。皆と違う自分を感じながらも、どう接していいか分からずに。

その人達の違う部分だけを見るだけでなく、その人達を知ろう…として欲しい。

『障害』という言葉は、区別をする為にあるんじゃありません。その人達を『理解』する為にあるんだということを忘れないでいて。


何が得意で、何ができなくて、何をどうやったら、どう言えば思いが伝わるのか…コミュニケーションが図れるようになるのか……。

皆が考えれば、また、考えるキッカケになればいいな…と思っています。


乃々果という主人公が、「漢字が読めない」という設定にした為に、所々、言葉を「平仮名表記」にしました。

私自身は漢字が読めない訳ではないので、100%、その気持ちを理解することは難しかったですが…。

でも、なるべく目線を合わせて表現することで、乃々果になりきって思いを伝える努力はしました。

お母さんの気持ちもあれこれ考えました。

たとえ親でも、我が子の障害を目の当たりにして、平静を保つのは難しいだろうと思います。

認めたくない気持ちから始まり、辛くてもそれを受け入れなければならない……

認めたとしてもやはり拒否りたい気持ちはどこかにあって、どうにかして、なんとかして友達に恵まれたらいい……。

そんな気持ちが、このお話のタイトルです。