「ののちゃん、本当に今のままでいいの?辛くない?」
私よりも、お母さんの方が不安そうでした。
全然不安じゃないと言えばウソになるけど、辛くなったらまた、休んでリセットすればいいんです。
「…大丈夫!頑張れる!」
頑張れ…と言った、細い目のキツネさんの声を思い出しました。
あの人はきっと、今でも自分を励まし続けて生きてる。
私もそれに負けないよう、自分を信じて、励まして生きてみようーー。
「…あーあ、どこかにののちゃんに合った友達が転がってないかしらね……」
しみじみとした口調で、お母さんが言いました。
「いくら何でも、それはムリだよ…!お母さん…」
いつかの私のみたいに、道端に転がってる子なんていやしない。
そんな私を見つけた時の2人の驚きぶりを考えると、妙におかしくなってきました。
あははは…と大きな声で笑いました。
これまでのように、ムリした笑顔じゃありません。
心から湧いてくる強い力が、私を自然と笑顔にしてくれました。
(これからは、この笑顔を見せて、自分なりの「トモダチさがし」をしていこう……)
……そう心に決めて歩きました。
……梅雨明けの…午後のことでしたーーーー
私よりも、お母さんの方が不安そうでした。
全然不安じゃないと言えばウソになるけど、辛くなったらまた、休んでリセットすればいいんです。
「…大丈夫!頑張れる!」
頑張れ…と言った、細い目のキツネさんの声を思い出しました。
あの人はきっと、今でも自分を励まし続けて生きてる。
私もそれに負けないよう、自分を信じて、励まして生きてみようーー。
「…あーあ、どこかにののちゃんに合った友達が転がってないかしらね……」
しみじみとした口調で、お母さんが言いました。
「いくら何でも、それはムリだよ…!お母さん…」
いつかの私のみたいに、道端に転がってる子なんていやしない。
そんな私を見つけた時の2人の驚きぶりを考えると、妙におかしくなってきました。
あははは…と大きな声で笑いました。
これまでのように、ムリした笑顔じゃありません。
心から湧いてくる強い力が、私を自然と笑顔にしてくれました。
(これからは、この笑顔を見せて、自分なりの「トモダチさがし」をしていこう……)
……そう心に決めて歩きました。
……梅雨明けの…午後のことでしたーーーー