「あの、確かに私じゃ二人には未熟でお恥ずかしいかもしれません。ですので、チームから辞退して頂きたいです。美国さんみたいな忙しい人のお手を煩わせたくないのでっ」
ファイルも奪い取ると、距離を取って睨みつけた。
私より頭1個分身長の高い美国さんは、冷たい目で見下ろしてくる。
怖い。
紺野さんにはあんなにイチャイチャ甘い声をかけるくせに、私にはこんなに冷たい表情をするなんて。
思わず怖くてじわりと涙が滲んでしまったけど、こんな廊下で、ましてや狼君の居る前で泣く訳にはいかない。
なのに。
「貴方に任せて、俺が所属するこの会社に汚名がつくのを避けるためだから。俺だって辞退できるなら辞退するよ」
馬鹿にしたように笑った後、ネクタイを緩めながら私を嘲笑った。
「貴方が同じ職場にいると思うと苛々します」
人に興味を示さない冷徹な王子は私を否定した。
頭が真っ白になる。
「お前、先輩に謝れ!」
飛びかかった狼君を止めようとした瞬間に転けた私は眼鏡を盛大に割ってしまった。
仕事用の特注牛乳瓶の底のような眼鏡を。
ファイルも奪い取ると、距離を取って睨みつけた。
私より頭1個分身長の高い美国さんは、冷たい目で見下ろしてくる。
怖い。
紺野さんにはあんなにイチャイチャ甘い声をかけるくせに、私にはこんなに冷たい表情をするなんて。
思わず怖くてじわりと涙が滲んでしまったけど、こんな廊下で、ましてや狼君の居る前で泣く訳にはいかない。
なのに。
「貴方に任せて、俺が所属するこの会社に汚名がつくのを避けるためだから。俺だって辞退できるなら辞退するよ」
馬鹿にしたように笑った後、ネクタイを緩めながら私を嘲笑った。
「貴方が同じ職場にいると思うと苛々します」
人に興味を示さない冷徹な王子は私を否定した。
頭が真っ白になる。
「お前、先輩に謝れ!」
飛びかかった狼君を止めようとした瞬間に転けた私は眼鏡を盛大に割ってしまった。
仕事用の特注牛乳瓶の底のような眼鏡を。



