「私は狼君の悪口は嫌だけど、でもせっかくの作品に愛着が湧かないのも嫌だもん。だから、私が一番大好きでホッとする、狼君のホットミルクを作ってみたよ」
この会社に来て、余りの人の多さと、チームの連携と言う名の人との関わり、仕事が出来る人との差別とか、色々ぐちゃぐちゃしてた時に狼君が作ってくれたホットミルク。
一欠けらのチョコが入っていて、スプーンで混ぜても最後に溶け残ったチョコが底に残っている。
私はそのチョコをスプーンで掬って、口に運ぶ瞬間が大好き。
カップを覗いたら幸せが残っているなんて。
幸せだらけのパンドラの箱みたい。
そう私が言ったら、狼君も笑うんだ。
「俺が先輩のミルクにチョコを入れる理由を知っていますか?」
フーフーと、冷ましながら狼君が私に言う。
「え?」
チョコを入れる理由?
聞き返したら、真っ直ぐに狼君が私を見ていて、眼と眼がぶつかった。
此方を射抜くような、真っ直ぐな目と。
「詭弁だな」
ちょっと危険な雰囲気をぶっ壊したのは、――王子様だった。
この会社に来て、余りの人の多さと、チームの連携と言う名の人との関わり、仕事が出来る人との差別とか、色々ぐちゃぐちゃしてた時に狼君が作ってくれたホットミルク。
一欠けらのチョコが入っていて、スプーンで混ぜても最後に溶け残ったチョコが底に残っている。
私はそのチョコをスプーンで掬って、口に運ぶ瞬間が大好き。
カップを覗いたら幸せが残っているなんて。
幸せだらけのパンドラの箱みたい。
そう私が言ったら、狼君も笑うんだ。
「俺が先輩のミルクにチョコを入れる理由を知っていますか?」
フーフーと、冷ましながら狼君が私に言う。
「え?」
チョコを入れる理由?
聞き返したら、真っ直ぐに狼君が私を見ていて、眼と眼がぶつかった。
此方を射抜くような、真っ直ぐな目と。
「詭弁だな」
ちょっと危険な雰囲気をぶっ壊したのは、――王子様だった。



