ワンコorオオカミですか!?

「50ページに写真100枚のレイアウトだったのが、45ページの写真80枚に変更だってさ」


「我儘な人もいるんだねぇ」

それを一日で終わらせて入稿って、チェックもせずに印刷に回すのかな?


狼君は、受けた仕事が例え無茶ぶりしてきても、いつもスマートにこなしているから、落とすことはプライドが許さないのかもしれないけど。

最初の数ページのデータを送って、私は席を立った。

そのまま給湯室へ向かい、『犬飼』とでかでか書かれた牛乳を冷蔵庫から取り出すと、コップに注いでレンジで温めた。


そして狼くんがいつも私にくれる、魔法を入れてよく掻き混ぜて、持っていく。


「狼君、休憩した方がいいよ」

「もう少し勧めてからします」

「でも、焦っても仕方ないからさ」

パソコンと狼君の間に、ホットミルクをねじ込んで、視界を遮ってみた。

「50ページ、何日もかけて丁寧に――芸術作品みたいに綺麗に仕上げてたのに、たった一日で慌てて作って――それで狼君は満足?」

「先輩」