ワンコorオオカミですか!?


「じゃあ、ロフトに上がってみろ。自慢の俺の趣味部屋だ」

寝室の上に梯子があった。

登ってみると、頭を打ちそうになるギリギリの低い天井の下、ガラスのケースの棚や本棚が置かれている。

ガラスケースには、黒猫グッズがいっぱいだ。
ただ、私みたいにレターセットやしおり、ポストカードや雑貨などではない。
ガラス細工の猫や、べっ甲焼きの猫のブローチ、ステンドグラス、オルゴール、スワロスキーなど、一つ一つが高価だ。

「部長は黒猫が趣味なんですね」
「ああ。特に白い靴下を履いた、な」

本棚は仕事関係の本も少しはあったけれど、大部分は黒猫の写真集や猫雑誌だった。

「可愛いけど、迂闊に触れない芸術作品ばっかですね。触れないなら私はコレクションしません」
「は? 本物の猫を飼っているお前が言うのか。本物の様に丁寧に扱えねーならお前は飼い主になる資格はねえよ」