ワンコorオオカミですか!?

「わ、私が降りますから、美国部長は遠ざけてください」
『了解』
それを言うと、ナイスタイミングで映像も消えた。
どうやら、オートロックの方は3分で映像は消えちゃうらしい。
きっとインスタントラーメンを入れている最中に、来客が来ても困らないように対策をしているんだと信じたい。

「サンタ……ちょっと待っててね」

気乗りしないまま、サンタを猫ベットへ置くと部屋から出た。


七階の角部屋で、オレンジ色の壁のデザイナーズマンションで、管理人さんがいるホテルようなロビーがあるこの建物の下。


紺野さんが愛想もなく黙って一人がけのソファに座る。
私も周りに美国部長が居ないか確認して向かい合わせに座った。


「別に狼の部屋でも良かったのに」
「一応、まだ私は一緒に住んでいないんで」
へへっと笑うと、紺野さんは小さく『ふうん』と呟く。


「別に狼の部屋は何度か行ってるから、私なら狼も入っても何も言わないと思うけど?」