紺野さんの横に肩ぐらいしか映っていないのは、美国部長だ。
肩から白い布が吊るされて右腕を固定している。
もしかして右腕を骨折してしまったの?
『非常識でごめんなさいね。精密検査のあと一晩入院して退院してきたみたいよ。でもどうしても貴方に謝りたいって言うから』
『いいからさっさと開けろ』
偉そうな美国部長は相変わらずだったけど、紺野さんがいるし。
でも、此処は私の家じゃなくて狼君の家だし。
「その、ごめんなさい。此処は私の家じゃないので開けられないし、――今会っても、昨日と何も状況は変わらないと思うのでもう今日は帰って下さい」
『ああ? 何だその態度は!』
本当に美国部長は私に謝罪したいのだろうか。
そんな素振りがどこからも感じられないけど。
「すいません。失礼します」
『じゃあ、私だけでも入れて』
紺野さんが美国部長の肩を押しやると、顔をカメラの方へ覗かせる。
『仕事の事もあるし。さっさと開けて頂戴』
その迫力に、嫌だとは言わせない雰囲気に、逃げだしたくて泣きたくなる。
肩から白い布が吊るされて右腕を固定している。
もしかして右腕を骨折してしまったの?
『非常識でごめんなさいね。精密検査のあと一晩入院して退院してきたみたいよ。でもどうしても貴方に謝りたいって言うから』
『いいからさっさと開けろ』
偉そうな美国部長は相変わらずだったけど、紺野さんがいるし。
でも、此処は私の家じゃなくて狼君の家だし。
「その、ごめんなさい。此処は私の家じゃないので開けられないし、――今会っても、昨日と何も状況は変わらないと思うのでもう今日は帰って下さい」
『ああ? 何だその態度は!』
本当に美国部長は私に謝罪したいのだろうか。
そんな素振りがどこからも感じられないけど。
「すいません。失礼します」
『じゃあ、私だけでも入れて』
紺野さんが美国部長の肩を押しやると、顔をカメラの方へ覗かせる。
『仕事の事もあるし。さっさと開けて頂戴』
その迫力に、嫌だとは言わせない雰囲気に、逃げだしたくて泣きたくなる。



