ワンコorオオカミですか!?


「うわぁ、何アレ」
「仕事が出来るからって、偉そうよね」

解散と言った本人がさっさと飛び出してしまった。
彼は個人で請け負う仕事が多いから、そんなデザイナー用の部署があり、そちらにほぼ缶詰だったりする。

飲み会とか、社員の集まる会には何も参加しないから、影口も多いみたい。
デザイナーってもともと個人主義の人が多い芸術肌の人が多いから、スーツが義務付けられるぐらいなのに。

解散せずに、王子様の悪口を言っている間から、狼くんがこそこそと逃げだしてきた。


「私も飲み会には参加しないのに、あんな風に言われちゃうなんて仕事が出来る人は可哀想だね」

私なんて断り続けていたら、ほとんど呼ばれなくなったよ。
狼君が付き添ってくれる時ぐらい。


「あのね、あんなの同情する必要ないんだから、気にしないでいいよ」
「狼君、あの人には厳しいよね。私には甘いのに」