私は立ち上がろうと思い、腰を上げた.....だが、立ち上がることは出来なかった。


何故なら私の手足、そして腰にはガッチリと頑丈な手錠がついていたからだった。


「え…なによこれっ⁉︎」


私は手錠を外そうと必死に手を動かした。


だが、そんなことをして外れてくれる訳がなく、諦めていたその時、


「くそっ‼︎何でこれ外れねーんだよっ⁉︎」


突如後ろの方から男性の声が聞こえて来たのだ。


私は急いで声がした方に振り向き、口を開いた。