ジリリリリリ........ ジリリリリリ........ジリリリリリ........


真っ暗な闇の中で、突如目覚まし時計の音が鳴り響く。


そして私は、朦朧とする意識の中で、重たい瞼を開く。


「ん……ここは...どこ?」


目を開いた私はその景色に呆然としていた。


何故ならそこに広がっていた景色は自分の母校、中野原小学校の6-Cだったからだ。


私は止まっていた脳を起こし、勢いよく辺りを見回した。


するとそこには、自分以外に5.6人の男女が椅子に座っていて、まだ眠っている様子だった。