そして、その問いは。
「……さあな」
曖昧〔あいまい〕にぼかしておく。
その方が楽だから。あんまり追求されるの、好きじゃねぇし。
それを知る祐(たすく)だから、これ以上は追求してこない。
そもそも追求したところで俺がはぐらかすことを知るコイツらはあまり何も言わない。
「あ、こっち見たよ!!」
「あ、本当だ」
ーーーーほんの一瞬。きっとそれは一秒にも満たない僅かな時間。
アイツと、片割れと瞳があった。
そして、逸らしたのはアイツの方から。
ーーーー凛条御波(りんじょうみなみ)。
アイツは、『柳蓮』の幹部でどうやっても覆しようのない、俺の血の繋がった双子の弟。

