「ったく、お前の片割れはトップだっつーのに」




片割れーーーーアイツ、か。



だから何だよ、比べんのかよ。いや、別に比べられてもいいけど。俺、興味ないし。





「お前ら、双子でも頭の作り違うんだな」





遠慮なく笑うコイツ、片田。



軽くウザい、イライラする。本当、何。俺にどうして欲しいわけ?





「次、しっかりやれよ」



「はーい」



「ヤル気ねぇだろ!?」






とりあえず、適当に返事だけしたおいた。



それから片田が黒板の方を向いた後、俺はまた寝る体制に入りーーーーすぐに意識を落とした。