Absolute Zero






「祐-たすく-君、どうかしたのかな」



「あ、そっか」





都は知らないんだっけ、と呑気に言った。





「たっちゃんはね、『柳蓮-りゅうれん-』の下っ端」



「りゅう、れん……?」




転校生は首を傾げて志優を見た。





「そ、関東No.2の暴走族」





暴走族、と聞いて転校生の方が微かに揺れた気がした。……まあ、関係ないけど。





「そうなんだ」



「ここの生徒の殆どが『柳蓮』に入ってるんだよ!」





例外もいるけどね、と洸が俺を見る。だから何。





「……湊君は違うんだ?」



「……ああ」