「私が嫌なの。ちゃんと返すから」
そしてまた俺の口から深いため息が漏れる。
「返すって何して稼ぐわけ?」
「……」
マジで、何して稼ぐんだっつー話。
案の定、美咲の口は開かず、それが援交に繋がってるんだと物語る。
「なぁ?」
問い詰める俺に美咲は口を紡ぐ。
別にその答えを聞きたかった訳じゃない。
むしろ美咲の口から聞きたくもない。
お前は今、何を考えてんだって話。
「俺は、みぃちゃんが稼いだ金は受け取れねぇから」
正直、俺がバラ撒いた金はいくらだったのかは知らない。
正確になんて覚えてないものの30近くはあったはず。
その金額をお前はどうして稼ぐつもりなんだろうと。
その金額に達するまで、お前はどれだけ自分を売る気なんだろうと。
だったら俺がその金の分、美咲を買ってやろうと思った。
だけど金で女を買った事がなければ買われた事もない。
適当に女を抱いた事があっても金とは別。
ま、適当に抱いてるって事、自体、最悪で俺から言える立場もなんもねぇけど。
だけど金とイコール出来るような事じゃない。
「みぃちゃんの友達が言ってたよな?みいちゃんがお金貸すからって言ったら″いらない″って」
「……」
「その返事と俺は同じ。そんな金受け取りたくもねぇよ」
マジでいらねぇぇわ。だったらあげた方がマシ。
別に返してもらうつもりもない。
「そこまでしてそんな必要なわけ?」
「……」
「みぃちゃんの理由とか、んな事なんも知らねぇけど、自分を削ってまでしねぇといけねぇの?」
「……」
もちろん美咲からの返答は何もない。
ま、んな事まで俺が言う必要ねぇか。
でも…
「なぁ、やめろよ」
思わずため息交じりで深く呟いてしまった。
次第に俯く美咲は悔しそうに顔を歪ませ唇を噛みしめる。
だけど、



