「行く前から体調崩すなよ」
「うん」
「ところでまだ学校行ってんの?」
水を口に含み、ペットボトルを持ったまま美咲の目の前に座る。
2月の半ばだというのにまだ制服を着ている美咲。
首を捻りながら咥えていたストローを離し、俺に視線を送った。
「本当はもう行かなくていいんだけど、勉強してる」
「え、勉強?補習って事?」
「ううん。自らの勉強。あ、諒ちゃんは補習してる」
「は?あいつまだ補習してんの?」
「うん。たまに見るよ、学校で」
「まぁ、あいつは納得だけど、みぃちゃんが自ら勉強って、」
「もぉ、」
クスクス笑う俺に美咲は頬を少しだけ膨らませ、その表情にまた笑みが漏れる。
「いや、すげぇなって思って。で、卒業式はいつ?」
「28日」
テーブルに置いていたスマホを掴み、カレンダーを表示させる。
どこかに連れて行こうか。なんて思っていたけれど、そう上手くはいかない。
夜の仕事がある日で、思わず小さなため息が漏れた。
「終わったら来る?」
「うん。じゃあ来ようかな。あ、仕事だったら行ってていいよ」
「仕事あっても帰って来るわ」
「それはダメでしょ」
そう言った美咲は苦笑いを漏らす。
時間は待ってはくれなかった。
刻々と過ぎ去っていく時間。
一緒に居る時間が物凄く早くて、18時を過ぎる。
夜の仕事に行くため、スーツに着替え、香水を拭きかけ腕時計を嵌める。
リビングに着くと美咲はカーテンを開けて、ガラス張りから外を眺めていた。
「…みぃちゃん?」
俺の声で振り返った美咲は何故か寂しそうに笑みを浮かべる。
あれ以来、行かないで。とか何も言わなくなった美咲は何事もない様に俺に振舞うようになった。
だから俺からも敢えて夜の仕事の事は一切、触れないようにしている。
「うん」
「ところでまだ学校行ってんの?」
水を口に含み、ペットボトルを持ったまま美咲の目の前に座る。
2月の半ばだというのにまだ制服を着ている美咲。
首を捻りながら咥えていたストローを離し、俺に視線を送った。
「本当はもう行かなくていいんだけど、勉強してる」
「え、勉強?補習って事?」
「ううん。自らの勉強。あ、諒ちゃんは補習してる」
「は?あいつまだ補習してんの?」
「うん。たまに見るよ、学校で」
「まぁ、あいつは納得だけど、みぃちゃんが自ら勉強って、」
「もぉ、」
クスクス笑う俺に美咲は頬を少しだけ膨らませ、その表情にまた笑みが漏れる。
「いや、すげぇなって思って。で、卒業式はいつ?」
「28日」
テーブルに置いていたスマホを掴み、カレンダーを表示させる。
どこかに連れて行こうか。なんて思っていたけれど、そう上手くはいかない。
夜の仕事がある日で、思わず小さなため息が漏れた。
「終わったら来る?」
「うん。じゃあ来ようかな。あ、仕事だったら行ってていいよ」
「仕事あっても帰って来るわ」
「それはダメでしょ」
そう言った美咲は苦笑いを漏らす。
時間は待ってはくれなかった。
刻々と過ぎ去っていく時間。
一緒に居る時間が物凄く早くて、18時を過ぎる。
夜の仕事に行くため、スーツに着替え、香水を拭きかけ腕時計を嵌める。
リビングに着くと美咲はカーテンを開けて、ガラス張りから外を眺めていた。
「…みぃちゃん?」
俺の声で振り返った美咲は何故か寂しそうに笑みを浮かべる。
あれ以来、行かないで。とか何も言わなくなった美咲は何事もない様に俺に振舞うようになった。
だから俺からも敢えて夜の仕事の事は一切、触れないようにしている。



