「お前、最近どうよ?」


ソファーに座ろうとする俺に流星がそう言いながら俺の隣に腰を下ろす。


「どうって、何が?」

「身体」

「あー…なんも変化ねぇな。昔より良くなってるっちゃ良くなってっけど」

「そんなもんばっか食ってっからだろうが」

「お前に言われたかねぇけど」

「なんかあれだな、」

「うん?」

「お前のその不規則な生活に比べて、ルイは食生活には困ってねぇみたいだけどよ」

「は?」


意味の分かんねぇ流星の言葉に俺は眉を顰めて隣を見る。


「ずっと女んちに行って飯食ってんだとよ」

「ふーん…どうでもいいわ」

「だからアイツ肌艶いいだろ?」

「んな事、知らねぇわ」

「不規則な生活なおさねぇと今度は違うところにガタくんぞ。昼の仕事そんな大事かよ」

「んー…分かんね。あっちはあっちですげぇ気楽だからな」

「こっちは気疲れってか?」


フフっと鼻で笑った流星がタバコを咥えて火を点ける。


「気は使ってねぇけど、違う意味で疲れる」

「それに比べ今日のアキ、無駄に元気じゃね?」


タバコの灰を灰皿に落とす流星から俺は身体を後ろに向けてアキに視線を送る。

始まる前からテンションが高いアキに深くため息を吐きだし、ポケットから錠剤を取り出した。


「さっき澪に出くわしたからな」


手に持っている錠剤を口に含み、ペットボトルの水で流し込む。


「澪?なにしてたん?アイツ」

「男と揉めてた」

「またかよ。アイツも懲りねぇなー…」

「兄貴には言うなって言われてっから言うなよ」

「言わねぇわ。言ったら客の女よりめんどくせぇ事になっからな」

「お前、それマジで澪にキレられるやつだな」

「レンに似てあの女もこえーからな」


クスクス鼻で笑う俺に流星も苦笑いの口元にタバコを咥える。

そんな流星から視線を外し、心にずっと塞ぎ込んでたものが何故が急に溢れ出してきた。