カフェには黒豹と王子様がいます

 竹本さんも、自分が落ち込んでいたことでみんなを心配させちゃったと思ったみたいで、次の日から落ち込んだ顔はもう見せなかった。

 それどころかパワー全開で、着替えをこっそりのぞくんじゃなくて、着替えている時に乱入するし、お尻は触るし、壁ドンするし。

 先輩たちは立ち直らせるんじゃなかったと後悔していた。

 でも、私から見れば、「彼」を忘れようと必死になっているように見える。

 もうここは先輩たちに我慢して頂こうと、壁ドンを注意するのもやめた。

 先輩ファイト!
 

 そんな日々の中、マスターが店に顔を出してくれた。


「マスター!」

「お久しぶりです!」

「腕どうですか?」

 三人でマスターを囲んだ。