カフェには黒豹と王子様がいます

「それは企業秘密よね~」

「え~けちー」


 徳永先輩がバイトに入るまでに、私と竹本さんはすっかり仲良しになっていた。

 竹本さんと笑い合っていると、徳永先輩がバイトに来た。

「お、おはようございます」

 私と竹本さんは徳永先輩を見て

「おはよう」
「おはようございます」

 と、同時に言った。

「ヤダ~西口ちゃん、あんたとしゃべってたおかげで、徳永くんの着換え、のぞき損ねちゃったじゃない~」

「もー、だからそれやめてくださいって~」

「じゃあ、今度西口ちゃんも一緒にのぞこうか」

「あはははは」

 私と竹本さんが笑い合う姿を見て、王子スマイルも忘れ、真顔で驚いている先輩の顔がなんだかおかしかった。