カフェには黒豹と王子様がいます

 マスターをキッと睨む小野田先輩。

「俺が気にします!」

「あの、何言ってるんですか?」

 小野田先輩は目をそらしため息をつく。

「マスター、もう少し長くなりませんか?」

 と言い、指をさす私の足元。

「かわいいのに」

「あの、言っている意味が分からないんですが」

「小野田くんがね、君の足をお客さんに見せたくないって」

「そんなこと言ってません!」

 はい??私の足って……、スカートが短いから?だから走るなとか、前かがみになるなとか??

「小野田先輩のエッチ」

「はあ?お前に女なんか感じてたまるか!ただ客が、どんな目で見てるか、わかってんのかって話だ!徳永、お前も笑ってないでなんか言ってやれ!」