カフェには黒豹と王子様がいます

 なんとなく小野田先輩の顔がよぎった。

……徳永にときめいてんじゃねえよ……

 あれは、聞き間違い?私の願望だったのか。


 その次の日も、次の日も徳永先輩は私のボディガードをしてくれた。

 
 あの高校生の5人組は時々店に来て「こんにちはー」とか言ってくれるけど、プライベートな事を聞いてきたり、そばに来たりということは一切なくなった。

 よほど徳永先輩の事が怖いんだなと思った。

 今日は徳永先輩がお休み。

 帰りどうしようかと思ったけど、最近あの高校生たちもおとなしいし、まさか小野田先輩に送って下さいとは言えず、一人で帰りの道のりを歩いていた。

 しばらく歩くと公園がある。

 そこに見覚えのあるシルエットが見えた。

 あの5人の高校生たちだ。

 別に普通に話をしているように見えたので、変に意識するのも悪いかなと思って、知らない顔して通り過ぎようとした時だった。