カフェには黒豹と王子様がいます

「考えることは一緒よね。私考案の、癒しのケーキよ」

 そのケーキはとろとろのクリームチーズがあふれだすケーキで、上にホワイトチョコと飴細工でいろんなお花が飾ってあった。本物の食べれるお花も添えて合って、見た目も竹本さんらしい女の子が大好きそうなケーキだった。

「原価割れ確実のケーキだから、店には出せないけどね。私もフランスでも行って、腕磨いて来なくちゃ」

 笑いながら涙目になる竹本さん。

 私は幸せ者だな。

 私はコーヒーの香りに包まれて、美味しいケーキを食べた。


 二人の気持ちが、私をものすごく癒してくれた。

 

 帰りの電車の中、恥ずかしいぐらいずっと泣いていたのは竹本さんだった。

「もう、お願いだから泣き止んで」

「だって、涙が止まらないのよ~」

「竹本くん、ティッシュ、ティッシュ」