カフェには黒豹と王子様がいます

「いやだ」

「どうして麻由佳にあんなことしたんですか?」

「だって仲良しだろ?君たち」

「あたりまえじゃないですか」

 徳永さんははにやっと笑う。

「君の方が気にいっちゃったんだもん。そんなこと言ったら、君たちの友情にひびがいっちゃうだろ?だから、まずは、麻由佳ちゃんに嫌われようと思って」

 何言ってんの?この人……。

「私はあなたみたいな人、嫌いです」

「そういう子の方が好きなんだ」

「意味が分かりません」

「君が言ってたこと、当たってるよ」

「当たってるって?」

「……僕さ、笑えない魔法かけられちゃったの。君と付き合ったら魔法が解けるかもしれない」