カフェには黒豹と王子様がいます

「西口!どこだ!返事しろ!西口!にしぐち!」

 見つけた!

 西口は、腕をつかまれて、口をふさがれて泣いている!

 怒りがわいてくる。

「お前ら何やってんだ!」

 五人は西口からパッと離れた。

 その場にへたり込む西口に駆け寄った。

「西口、大丈夫か?」

 高校生たちはは必死で弁解を始めた。

「僕たち、別に何もしてないよ」

「ちょっと西口さんと、ゆっくり話がしたかっただけだよ」

「腕つかんで、口ふさいでたじゃねえか!」

「それは、西口さんが言うこと聞いてくれないから、仕方なく」

「仕方なくってなんだよ!」

 その時、徳永先輩の声がした。

「小野田!」