カフェには黒豹と王子様がいます

 徳永が

「ほかのお客さんがいるから、僕は店を空けられないけど、なんかあったら必ず助ける。だから、店から見えるとこでやって」

 そう言ってくれたから、俺は安心して店を出た。

 こう見えて俺は高校で空手やってたから、結構強い。

 あっという間に一人 K・O。

 振り返ったら店のメニューの看板が振ってきた。

 ギリギリのところで、徳永の蹴り。

 看板は粉々になったけど、俺たちの勝ち。

 無言でハイタッチをして、店に戻った。

 店に戻ると、お客様たちに拍手されちまった。

 そんなつもりはなかったんだけどな。


 まあ、今回は逆ってわけですか。

 何があっても借りは返すよ、徳永。

 俺は余裕だったのに、何こいつ。西口。

 外、気にしすぎだっつーの。