カフェには黒豹と王子様がいます

「僕も行くよ」

 大学とカフェは目と鼻の先だ。

 僕はいつも西口と帰る道に向かった。


 どこだ、西口!

 その時小野田のどなり声がした。

「腕つかんで、口ふさいでたじゃねえか!」

 そんなことされたのか!

「小野田!」

 見つけた。

 西口もいる。

 泣いてる。

 僕は高校生たちをにらみつけた。

 高校生たちはあわてて逃げて行った。

「大丈夫か?西口」

 泣いて、震えている。

 そうとう怖かったんだな。