カフェには黒豹と王子様がいます

 しょうがないな。

 西口のバイトが終わるまで待ってみた。

 あいつもずっとそばで隠れている。

 ばればれだぞ。

 
 僕はそれから毎日西口を送った。

 あいつも、毎日毎日隠れて待っていた。


 でも、今日は学校の用事で、どうしても抜けられない。西口を送ってってやれない。

 僕は小野田に西口を頼んだ。

 
 やっと学校が終わり、片づけをしている時だった。

 小野田から電話があった。

「何だよ珍しいな、電話……」

『やべえ!気が付いたら西口が帰っちまってて、今西口に電話したら、あの高校生の声がして、電話切られた!』

「なんだって?!」

『すまん、今から探してくる!』