カフェには黒豹と王子様がいます

「まあかわいいけどさ」

「客と店員としてじゃなくて、ちゃんと友達になりたいんだよ」

「そういう事なら協力はするけどさ」

「早く出てこないかな」

 やっぱりな、こういうことがあるんだ。

 こういうやつらはストーカーになることがあるからな。

「おまえら、うちの店員になんか用か?」

「お前には関係ねえよ」

一人が食って掛かる。

「うちの店員になんかしたら、ゆるさねえぞ」

「お、おい、行こうぜ」

「何ビビってんだよ」

 一人の高校生の頬をかすめて、壁を殴ると、高校生たちはあわてて逃げて行った。

 こういう時に高校で空手をやっておいてよかったと思う。

 でも、あの西口が好きだと言っていたやつだけ、そばで隠れている。