カフェには黒豹と王子様がいます

 マスターが大喜びしている。なんだか役に立てたのがうれしい!

「忙しくなるかもな」

「何日から何日までするかだよね」

「今日子に、手伝いに来てもらうかな」

「今日子の高校、バイト大丈夫なんだっけ?」

「あ、そっかやべえかな、あいつなら薄給でも働くかなと思って」

「鬼だな」

 今日子さんは高校生なんだ、バイトに……来るのかな?

 仲良くできるかな。

 うーん、考えるな!

 なんてごちゃごちゃ考えてたら、徳永先輩が、私の頭をポンとたたいた。

「西口、今日冴えてるね」

 徳永先輩を下から見上げると、ピンクのバラをしょった王子様スマイルだった。

 ダメダメ!出てくるな。この前の徳永先輩の手の感触!