カフェには黒豹と王子様がいます

「えっと、じゃあ、この盛り合わせとコーヒーを頼んだお客様のみ、コーヒーどれでも、もう一杯無料とか?」

「あほか。二杯目のコーヒーに、すごい高いコーヒー選ばれたらどうするんだよ」

「大人の人はコーヒー二杯とか飲むけど、西口はコーヒー続けて二杯飲む?」

 そういえば、この店で働く前は、コーヒー二杯なんて飲めなかったかも。コーヒーのおいしさもよくわからなかったし。

「小さいカップでお出しするとか?」

「そのためにカップ購入か?」

「あ、そっか」

「コーヒーチケットとかあれば、それをサービスとかいう手もあるのになあ……」

「今なんて言った?」

「え?コーヒーチケット?」

「マスター、小野田。いけるんじゃないかな?お客さんの戻りにもなるし」

「いけるな。コーヒー飲むならお金出して、ケーキも食うだろうしな」

「やったね!ありがとう西口さん!」