カフェには黒豹と王子様がいます

「お前はどうなんだよ。徳永の事好き……なのか?」

「え?……そんなこと言われても」

「徳永が好きなのか、俺が好きなのか、はっきりしろ!」

 小野田先輩が私の後ろの壁を叩く。

 ちょっと怖いけど、これって壁ドン?壁ゴン?

 理想の壁ドンとちがーう。

 なんか怒られてるみたいじゃない?

 て言うか、どうして私小野田先輩に怒られるわけ?

「お、小野田先輩はどうなんですか?」

「俺がなんだよ」

「そんなに怒るってことは、小野田先輩、私の事……好き……なんですか?」

「ななななななに言ってんだよ。そそそそそんなこと」

「どもりすぎです」

「おお、お前が変なこと言うからだろ?」

「そっか。小野田先輩、私の事そんなに好きなんだ」