涙の向こう側に。〜この声で〜

大河side

いきなり入ってきたのは俺の親父と、もう一人の男。

「大河!?

大丈夫なのか!?

いたくないか!?」

いや。痛くなかったらもうこんなところおさらばしてるし。

この通り。俺、城森 大河〈gyomori taiga〉の父は超可保護。

それは向かいの女の子も同じなようだ。

「と、父さん。大丈夫だから、」

と言った矢先。

今度はもっととんでも無いものがはいりこんできた。