涙の向こう側に。〜この声で〜

縛られた身分から

声だけの歌姫を初めて┈

たしか、3年。現在。

生徒会の仕事が残っていて学校にのこっていた私は

別にお化けとか信じない神経で

仕事を終わらす直前まで来ていた。

「くらいなぁー。」

一人、呟く。

車で帰るのもやだし

歩いて帰ろう、と思った矢先

その事件は起きた。