「なー、ここでキスしたらどう思う?」 「はぁ!?ちょっやめ…んん!」 近づいてきた顔と同時に、唇に触れる感触。 それが何かわかるのに時間は必要なかった。 「やめてよ!」 必死に腕を振りほどいて、その勢いで木野くんの頬を叩いた。 「いって…」 「最っ低! あんたが私の何を知っているのか知らないけど私が求めてるのはこんなのじゃない! 二度と私の前に現れないで!」 言いたいことをすべて言って、私は走ってその場を離れた。