「…おはよう」 彼はいつも挨拶をしてくれるが、 私はボソボソとしか喋らないので 多分聞こえていないだろう。 それにしても凄い人気。 教室に入った途端に女の子たちが 夏樹を取り囲む。 それを遠目でみる男の子たち。 何が良くて取り囲んでいるんだか。 ハッと鼻で笑ってまた本を読み始める私は性格が悪いと思う。