さぁ、オレと恋をしてみようか

でも彼女がいないってことは、わかったけど、ここからどうやって進めていけばいいのか、わかんないよ…。


「もう、どれくらいいないかな。2年以上はいないかな」
「そ、そうなんですか?」


こんなにカッコイイのに……って、言葉は唾と一緒にゴックンした。


「うん、そう。気になる子がいたんだよね。だから誰とも付き合う気になれなかったんだ。芽衣子は?こんなにカワイイんだから、最近までいたんじゃないの?彼氏」


……気になる子、いたんだ。そっか、そうだよね。


彼女はいなくても、気になる子くらい、いるよね。


今もその子のことが、気になってるのかな。


でも別にその子とは、まだ恋愛に発展してないワケだし、気にしちゃダメだよね。


「わたし、別にカワイくなんてありません…。好きな人にも〝ビミョー〟だって言われて振られたくらいですし。〝芽衣子〟ってカワイイ名前だけど、名前と顔合ってないですし。だから、わたし恋愛とか、そういうの、って、千織さんっ!?」


一人でペラペラと喋っていると、突然さっきみたく腕を掴まれた。