さぁ、オレと恋をしてみようか

マンゴープリンと、にらめっこをし、やっぱり食べるのは…と思った時、千織さんの手がマンゴープリンに伸びて、ためらうことなくフィルムを取り、スプーンも袋からご丁寧に出してくれて、再び差し出された。


ここまでされたら、食べるしかないよね…。


「なに、食べさせてほしい?」
「だっ、大丈夫ですっ!!いただきますっ!!」


冗談とかじゃなくて、千織さんの手が、わたしからスプーンを取り上げたからゼッタイ本気だったはず。


食べさせてもらうなんて、子供の時以来ないんだから、わたしにはハードルが高すぎる!!


必死に千織さんからスプーンを奪うと、ためらうことなくマンゴープリンを口に入れた。


「どう?マンゴープリンのほうが、美味しい?」


うん……マンゴープリンも悪くはない。


悪くはないんだけど、やっぱり杏仁豆腐のほうが美味しい…。


軽く首を横に振ると「だから言ったろ?オレのオススメは杏仁豆腐だって」と、言いながらクスクスと笑った。