「ううん、いいんです。美和子さん、わたし〝好きになる〟とか、よくわかんなくて。もし、これから好きな人ができたとしても、どうやってアピールしていいのかわかんない……」
「そっかぁ」
そう言って、美和子さんが、わたしの耳元に口を寄せた。
〝気になる人がいるんだね〟
「……っ!?」
肩をビクッとし、驚いたけど、美和子さんをチラッと見ると小さく頷いた。
「そうだなぁ。わたしたちが高校の同級生っていうことは、知ってるよね?」
美和子さんの問いかけに、コクンと頷いた。
「好きになったのはね、わたしのほうなの」
「え。そうなんですか?」
「そう。キッカケはね、単純。教科書を忘れてね、たまたまトナリにいた剛史に見せてもらったんだけど。ほら、2人で見るから自然と距離が近付くじゃない?その時に〝あれ?〟って、自分の気持ちに気付いてね。おかしいでしょ?」
そっか、美和子さんは、その時にドキドキしちゃったんだ。
剛史さんは、その時なんとも思ってなかったのかな…?
「そっかぁ」
そう言って、美和子さんが、わたしの耳元に口を寄せた。
〝気になる人がいるんだね〟
「……っ!?」
肩をビクッとし、驚いたけど、美和子さんをチラッと見ると小さく頷いた。
「そうだなぁ。わたしたちが高校の同級生っていうことは、知ってるよね?」
美和子さんの問いかけに、コクンと頷いた。
「好きになったのはね、わたしのほうなの」
「え。そうなんですか?」
「そう。キッカケはね、単純。教科書を忘れてね、たまたまトナリにいた剛史に見せてもらったんだけど。ほら、2人で見るから自然と距離が近付くじゃない?その時に〝あれ?〟って、自分の気持ちに気付いてね。おかしいでしょ?」
そっか、美和子さんは、その時にドキドキしちゃったんだ。
剛史さんは、その時なんとも思ってなかったのかな…?

