さぁ、オレと恋をしてみようか

「37歳なわけないじゃない」
「…へ?」
「だから、あの顔で37歳は、おかしいでしょうよ」


冗談…って、ソッチ!?なんだ、千織さんがダメってわけじゃないんだ…。


「だって本人が言ってたんだもん。で、わたしが〝20歳〟って言ったら〝若いな〟って…」
「そりゃ若いに決まってんでしょ。しかし、37歳ねぇ…」


お母さんは千織さんがどうやっても、37歳には見えないらしい。…って、わたしもだけどね。


「よし、芽衣子」
「ん?」
「〝オクダ〟の息子、イケメンだし落としなさい」
「はいっ!?」


なにが〝よし〟なんだか。しかも〝千織さんがイケメンだから、落としなさい〟だなんて、下品というか、なんというか…。


「あの子が、わたしの息子になるなんて考えただけで興奮するわ!」
「いや、ちょ、お母さん…」


やっぱりお母さんは、ちょっと顔がいいから〝千織さんを落とせ〟なんて言ってるのかな。


これが千織さんじゃなかったら?反対してた?


「芽衣子」
「……なに」