「あの……ごめんなさい。大丈夫ですか…?」
見た目30歳くらいなんだけど、お兄さん運動不足なのかな。
それとも、全速力で走ってきたからなのかな。
どちらにせよ、こんなになるまで走らせてしまったのは、わたし。
遠慮がちに声をかけると、お兄さんの俯いてた顔が少し正面を向けた。
トクン、となる音。
お兄さんの顔を見たまま動けずにいると、やっと呼吸が整ったのか、身体をグッと起こすと少し垂れ下がった前髪をかきあげたお兄さんと目が合う。
「……ったく。37のオッサン走らすなよなー」
「は?今、なんて…」
わたしの聞き間違いじゃなければ、今〝37〟って聞こえたような気がしたんだけど…。
「だから、オッサン走らすなって」
「いや、その前!!」
「その前…?37のオッサン、」
「37!?」
見た目30歳くらいなんだけど、お兄さん運動不足なのかな。
それとも、全速力で走ってきたからなのかな。
どちらにせよ、こんなになるまで走らせてしまったのは、わたし。
遠慮がちに声をかけると、お兄さんの俯いてた顔が少し正面を向けた。
トクン、となる音。
お兄さんの顔を見たまま動けずにいると、やっと呼吸が整ったのか、身体をグッと起こすと少し垂れ下がった前髪をかきあげたお兄さんと目が合う。
「……ったく。37のオッサン走らすなよなー」
「は?今、なんて…」
わたしの聞き間違いじゃなければ、今〝37〟って聞こえたような気がしたんだけど…。
「だから、オッサン走らすなって」
「いや、その前!!」
「その前…?37のオッサン、」
「37!?」

