さぁ、オレと恋をしてみようか

一つ……なわけにいかないよね。


「いえ、あの、できれば父と母のぶんも買いたいので三つあったら欲しいんですけど」
「OK。若いのに親の分も買うなんて、エライねぇ」
「いえ…そんなことは…」


エライ、とかじゃなくて、『多分買わなかったら拗ねるんです』とは、言えなかった。


「じゃあ、また買いに来てくださいね」
「はい。また買いに来ますね」


袋に入れてくれた杏仁豆腐を受け取り、外へ出る。


なんか、たくさん喋っちゃったなぁ。


プリンはなかったけど、杏仁豆腐オススメしてもらったし。


プリンより美味しいって、言ってたけど、お母さんもお父さんも喜んでくれるかなぁ?


そんなことを思いながら、帰宅した。


「ただいまー」