「どした?芽衣子、具合でも悪い?」
「……べつに」
不貞腐れのわたしは、ただのカワイくないオンナだ。
「芽衣子?なんか、怒ってる?」
「怒ってないです」
無表情で言ったって、説得力ないのに。わかってるけど、笑えないんだもん…。
すると、千織さんがギシリと音を立てて、わたしのベッドに腰をかけ、同じようにゴロンと転がった。
「芽衣子が作ってくれるメシがイチバンだよ?」
「……っ、なんで!」
「だって、それしか思い当たらないし。デート中は、ずっと笑顔だったし。お母さんと喋ってから笑顔なくなったって思ってたし。そしたら、いつもよりメシ食わないし、終いには充電切れそうなんてウソまでついて、部屋行っちゃうし」
「………」
「芽衣子。芽衣子の作るメシは、全部うまいよ。毎日食いたいくらいだし」
そして、わたしに軽くキスをする。わたしの思ってたことがバレてたなんて、恥ずかしい!と思いながら、千織さんのキスを受け入れる。
「さすがに、ここじゃマズイよな?」
「え?なにがです……あっ、ダ、ダメに決まってます!お父さんにバレたら……」
「だよな。わかってるよ、オレだってまだ生きてたいし。おとなしくする」
「……はい」
なんて返事したけど、ホントは抱かれたいなんて思ってしまったわたしは重症かもしれない…。
「あれ、その顔。オレに抱かれたそうだな?」
「なっ……」
「声、出すなよ?」
「えっ?……んっ、」
やっぱり、千織さんは大胆になった気がします…。
*おわり*
「……べつに」
不貞腐れのわたしは、ただのカワイくないオンナだ。
「芽衣子?なんか、怒ってる?」
「怒ってないです」
無表情で言ったって、説得力ないのに。わかってるけど、笑えないんだもん…。
すると、千織さんがギシリと音を立てて、わたしのベッドに腰をかけ、同じようにゴロンと転がった。
「芽衣子が作ってくれるメシがイチバンだよ?」
「……っ、なんで!」
「だって、それしか思い当たらないし。デート中は、ずっと笑顔だったし。お母さんと喋ってから笑顔なくなったって思ってたし。そしたら、いつもよりメシ食わないし、終いには充電切れそうなんてウソまでついて、部屋行っちゃうし」
「………」
「芽衣子。芽衣子の作るメシは、全部うまいよ。毎日食いたいくらいだし」
そして、わたしに軽くキスをする。わたしの思ってたことがバレてたなんて、恥ずかしい!と思いながら、千織さんのキスを受け入れる。
「さすがに、ここじゃマズイよな?」
「え?なにがです……あっ、ダ、ダメに決まってます!お父さんにバレたら……」
「だよな。わかってるよ、オレだってまだ生きてたいし。おとなしくする」
「……はい」
なんて返事したけど、ホントは抱かれたいなんて思ってしまったわたしは重症かもしれない…。
「あれ、その顔。オレに抱かれたそうだな?」
「なっ……」
「声、出すなよ?」
「えっ?……んっ、」
やっぱり、千織さんは大胆になった気がします…。
*おわり*

