〝芽衣子〟って、言った…。急に呼び捨てにされたことに、驚きながらも、真守さんが腰を抱いたままレジへと向かい、お会計を済ませると、そのまま外に出た。
彼の顔は見ていないから、どんな顔をしていたのかは、わからない。というか、見る気もないけど。
「大丈夫…?」
外に出て、少し歩いたところで身体を解放され、顔を覗き込まれた。
「すみません…」
「いや、いいんだけどさ。にしても、なにアイツ」
真守さんの声は、怒っていた。
「昔、好きだったんです…」
「は?あんなのが?」
信じられない!とでもいうような顔で、驚いていた。
そうだよね、わたしもなんで好きだったのか、思い出せないよ…。
「ですよね…。でも、好きだったんです…。でもある日、彼に〝ビミョー〟だって、言われたんです」
「なにが」
「なにが、って…。顔が……」
「は?アイツの目、腐ってんじゃねぇの?」
彼の顔は見ていないから、どんな顔をしていたのかは、わからない。というか、見る気もないけど。
「大丈夫…?」
外に出て、少し歩いたところで身体を解放され、顔を覗き込まれた。
「すみません…」
「いや、いいんだけどさ。にしても、なにアイツ」
真守さんの声は、怒っていた。
「昔、好きだったんです…」
「は?あんなのが?」
信じられない!とでもいうような顔で、驚いていた。
そうだよね、わたしもなんで好きだったのか、思い出せないよ…。
「ですよね…。でも、好きだったんです…。でもある日、彼に〝ビミョー〟だって、言われたんです」
「なにが」
「なにが、って…。顔が……」
「は?アイツの目、腐ってんじゃねぇの?」

