さぁ、オレと恋をしてみようか

そんなことを考えてるわたしに、真守さんのクチビルが耳元で囁いた。


「頼むから、合わせて」


真守さん……わたしのために、彼氏のフリしてくれたんだっ。


そう思うと、急に心強くなって、小さく頷いた。


「〝こんなの〟なんて、言わないで…。真守さん、わたしにはすごく優しいんだからっ」


すると、彼は〝ハァ〟と、ため息を吐いた。


「あっそう。べつに、木原が誰と付き合おうが、オレには関係ないけどな」


なら、突っかからなきゃいいのに……と、心の中で呟く。


それは真守さんも同じだったようで。


「なら、あーだこーだ言うなよ。行くぞ、芽衣子」
「えっ、あ、はいっ」