さぁ、オレと恋をしてみようか

え、開いた…?ウソだろ、今ので出てくんの?


お母さんを見ると、笑顔たっぷりでオレにウィンクをしてきた。


だけどトナリから、痛いほど視線を感じて、チラッと見ればお父さんがすげぇ目つきでオレを睨んでいた。


こわっ…!!怖くなって、オレは慌てて目を逸らした。


その時だ、トントントンと、階段を降りる音がした。


そして顔だけ、ヒョコっと出した芽衣子は、オレの顔を見るなり目を大きくさせた。


「ねっ、レアでしょ?」


なんて、お母さんが言う。レアって…オレはゲームのキャラクターかなんかなのか…!?


「芽衣子…」


オレが名前を呼ぶと、オレをずっと見つめ、そして一歩一歩、近付いてきた。