さぁ、オレと恋をしてみようか

すぐ向かいに座ろうとした、わたしの手を引っ張ると、そのまま千織さんのトナリに座らされた。


「芽衣子はコッチ、だろ?」
「……っ、」


今のは、わたしのキュンポイントだ…。


これはホントに、キス…あるのかもしれない。


不安から期待に変わった瞬間だった。


わたしたちをのせた観覧車は、テッペンに向かって動き出した。


「芽衣子」
「は、はいっ!」
「ふふっ、どしたの?高いとこダメなんじゃない?なんか緊張してるよ?」


チガウよ、千織さんっ。怖かったら〝観覧車のりたい〟なんて言わないからっ。


そんなわたしの気持ちを知ってか知らずか、この密室で普通の話をする千織さん。


「でさぁ〜」