さぁ、オレと恋をしてみようか

それだけで舞い上がるわたしは、単純だ。


「なに、そんな嬉しそうな顔しちゃって」
「あ…」


ヤダっ、思いっきりニヤニヤしてたっ。恥ずかしいなぁ、もう…。


「だ、だって!嬉しかったんですもん…」
「オレがクラゲ見てないことが?」
「え、えと…ちょっとチガウような、チガわないような…。あの、わたしが子供なだけかもだけど、見たこともない千織さんの元彼女さんに嫉妬してたから…。あー、一緒にイルカショー見たんだな、とか。ここで、ごはん食べたんだな、とか…」
「あー、だからか。回数聞いてきたのは。それにたまに、むくれたりしてたもんな?」


むくれっ!!わたし、そんな顔してたのっ!?


「まぁさ、過去は消せないけど。大事なのは〝今〟だろ?今のオレには、芽衣子しか見えてないんだから」


うん、わかってる。過去は消せない。


でも大事なのは〝今〟だよね。前の彼女とか、関係ない。


関係ないって、わかってるけど、すぐに頭と心が一緒になってくれない。


「それでも気になっちゃう?」
「えっ!?えっと……多少はっ」